上映作品紹介
11月18日(土) 会場:上田文化会館
<信州ゆかりの若手監督作品>
「君の名は。」
2016年 107分 配給:東宝
監督:新海誠
声の出演:神木隆之介 上白石萌音 長澤まさみ 市原悦子 ほか
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉はある日、自分が男の子になる夢を見る。東京で暮らす男子高生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高生になっているのだ。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。「私/俺たち、入れ替わってる!?」
新海監督は長野県小海町出身。
「はらはらなのか。」
2017年 100分 配給:SPOTTED PRODUCTIONS
監督:酒井麻衣
出演:原菜乃華、松井玲奈、吉田澟音 ほか
子役から女優へのステップアップを目指す女の子ナノカは、ライバルたちより美少女で芸歴も長いはずなのになかなかオーディションに受からず焦りを感じていた。そんなある日、亡き母親が出演していた舞台が再演されると知った彼女は、主役の座を勝ち取るべくオーディションに挑む。
酒井監督は長野県千曲市出身。
「アルビノの木」
2016年 86分 配給:マコトヤ
監督:金子雅和
出演:松岡龍平、東加奈子、福地祐介 ほか
農作物を荒らす害獣駆除に従事するユクの元に、多額の報酬の仕事が舞い込む。鉱山だった山間の村で「白鹿様」と言われる、山の人たちが大切にしてきた珍しい鹿を秘密裏に撃つこと。病床の母のために、大事な命を奪うということは。
上田市に隣接する須坂市ロケ作品。ポルトガルの映画祭FigueiraFilmArt2017で3冠受賞。スウェーデン・ヴェステロース映画祭2017で最優秀撮影賞受賞。
金子監督は上田ロケ作品「逢瀬」で第11回自主制作映画コンテストで大賞を受賞している。
「東京無国籍少女」
2012年 20分 配給:ACRAFT
監督:山岸謙太郎
出演:鈴木ふみ奈、今野ゆきみ、福田智行、小沢和之 ほか
浅倉マミは、突如、日本のとある高校で女子高生として目覚める。ある男の子との出会いにより、学園生活に馴染んでいくマミだったが、フランス語を話す謎の少女サラからのメッセージを受けて、記憶が蘇る。そして…。
「東京無国籍少女」はハードボイルドヨコハマ・アクションムービーコンペティション2012で審査員特別賞に輝き、押井守審査委員長から大絶賛を受け、リメイクされている。「戦場と学園生活」をコンセプトに、アクションと日常という相反する二面性を鮮烈に描いた。ハンブルク日本映画祭2013公式招待。
山岸監督は長野県須坂市出身。「キヲクドロボウ」で第5回自主制作映画コンテスト大賞を受賞している。
「こんぷれっくす×コンプレックス」
2015年 24分 配給:ガチンコ・フィルム
監督:ふくだみゆき
出演:林奏絵、上妻成吾、春名風花 ほか
オトナに憧れる中学2年生の小谷ゆいは人には言えない秘密のこんぷれっくすがあった。男子のワキ毛に並々ならぬ興味を抱いてしまい、特に武尾マサトから目が離せない。一方、武尾は自分のワキ毛の濃さにコンプレックスを感じていた。ゆいと武尾の仲の行方は?
「こんぷれっくす×コンプレックス」はFOXムービー短編映画祭2016にて3冠など、現在までに6つのグランプリを含む13冠を獲得している。
ふくだ監督は「マシュマロ×ぺいん」で第11回自主制作映画コンテストで審査員賞を受賞している。
11月18日(土) 会場:上田文化会館
<「家族」がテーマの2016年話題作>
「この世界の片隅に」
2016年 129分 配給:東京テアトル
監督:片渕須直
出演:のん、細谷佳正、尾身美詞 ほか
1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。1945(昭和20)年3月。呉は空を埋め尽くすほどの数の艦戴機による空爆にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
「モヒカン故郷に帰る」
2016年 125分 配給:東京テアトル
監督:沖田修一
出演:松田龍平、柄本明、前田敦子 ほか
モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉。妊娠した恋人・由佳を連れて故郷・戸鼻島へ結婚報告をするため7年ぶりに帰る。家族がそろったかと思えば、いつもの一家総出でド派手な親子喧嘩が始まる。なんだかんだありつつも、二人の結婚を祝う大宴会が開かれたその夜、永吉は父・治が倒れているのを発見。病院で受けた検査結果はガンだった。
沖田監督は、昨年、信州上田フィルムコミッションが開催した「こども映画教室@信州上田」で指導者として参加している。
「湯を沸かすほどの熱い愛」
2016年 125分 配給:クロックワークス
監督:中野量太
出演:宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー ほか
私には死ぬまでにするべきことがある。
銭湯「幸の湯」を経営する幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・二葉は持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。
そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。