パソコンの画面に突然「ウイルスに感染している」メッセージが表示された

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パソコンの画面に突然「ウイルスに感染している」メッセージが表示された

パソコンでインターネット利用中に、警告音とともに、「ウイルスに感染した」という画面が突然現れ、画面上に表示された「マイクロソフトサポート」の電話番号に連絡するよう促されたが、画面を閉じることができない、というご相談が寄せられました。
このような例は「振り込め詐欺」の手口であることが濃厚です。同様の例に対しては以下の点に注意し対処します。

・「今すぐスキャン」等のボタンをクリックしない
・絶対に個人情報を入力しない
・絶対に電話をかけない
・カード番号などの情報を伝えない
・すぐにブラウザを終了しキャッシュとCookieの消去とウイルススキャンをする
・万一契約してしまった場合はすぐに消費生活センターや警察へ相談する

大きな警告音や音声で不安を煽られますが、落ち着いて対処します。
ボタンをクリックすると、有料のアプリを購入させられたり、電話をしてしまうと、プリペイドカードをだまし取られたり、現金の振り込みを要求されたりしてしまいます。
ブラウザの右上の「×」閉じるボタンが機能するときは、クリックしブラウザを終了します。ブラウザを閉じると警告音もやみます。

画面を閉じた後に、念のため「ブラウザのキャッシュとCookieの削除」と「手動でウイルススキャン」をすることをおすすめします。

目次
1.警告画面を閉じることができないときの対処法
 2.ブラウザのキャッシュとCookieの削除
 3.ウイルススキャン

1.警告画面を閉じることができないときの対処法

以下の①あるいは②のいずれかの方法でブラウザを閉じ、Windowsを再起動します。

①キーボードの[Alt]+[F4]キーを同時押しし、ブラウザを閉じる。

②タスクマネージャーを起動しブラウザを閉じる

【Windows10以降のタスクマネージャーの起動方法】

・[Ctrl]+[Shift]+[Esc]キーを同時押しし、「タスクマネージャー」を起動します。

・「プロセス」タブのアプリの中から、現在起動しているブラウザ（MicrosoftEdgeやGoogleChome等）をクリックします。

・「タスクの終了」ボタンをクリックします。

2.ブラウザのキャッシュとCookieの削除

キャッシュとは、一度訪れたページを、ブラウザに保存する仕組みです。キャッシュを利用することで、二度目以降にアクセスするWebサイトを高速に表示できます。
Cookie（クッキー）とは、webページを訪れた時に入力した、IDやパスワードを一時的に保存する仕組みです。再訪問したときにIDやパスワードを再入力する手間が省けます。
<注意>Cookieを削除すると保存されていた情報が削除されるので、ログイン情報を記憶していたページではIDやパスワードの再入力が必要となることがありますので注意します。

次に代表的なブラウザ「MicrosoftEdge」と「GoogleChrome」での削除方法を紹介します。

●【MicrosoftEdgeの場合】