うえだ城下町映画祭第17回自主制作映画コンテスト

ペールブルーがかさなる

ペールブルーがかさなる

2019年 30分
監督・脚本・編集=田中麻子
撮影=枝元雄樹
録音/MA=中島浩一
音楽=小林未季
メイク=山田琴乃
助監督=宮崎彩
演出応援=川崎僚
制作=山田亮、橋本光生、泉志乃
車輌=小松豊生、市原博文、榎本康宏
キャスト=佐倉星、白木孝宜、藪田真衣、えんどうまめこ、広瀬美砂、吉武紀一、大浜正也、泉里絵、久保勝也、櫻子、横田光亮、松本高士、栗田一生 予告編はこちら

あらすじ

23歳・高卒・フリーターの留凪はすぐにバイトを辞めてしまう。次のバイトがなかなか決まらなかったある日、スーパーで友達の加奈に出会いレジのバイトを紹介してもらう。隣で前向きに働く同僚たちや、家族や世間からの眼差しにだんだんと辛い思いを抱えて行くが、お客さんや同僚たちとふれあう中で仕事に、自分自身にきちんと向き合おうと思った留凪は、同じく仕事に悩んでいる兄・晃からの「なぜ働くのか」という問いに答える。


作品のメッセージ

社会の中で、「フリーター」「アルバイト」として働くことはとても弱い立場で働くことです。世間からの風当たりも強く、職場では尊重されず、そのような環境の中で働く自分自身も「なぜ働くのか」「なぜ・なんのために生きているのか」がわからなくなることがあります。しかし、どのような生活をしている者も社会の一員であり、働き方によってその存在に優劣をつけて良いということはありません。この作品では、様々な人が社会に生きていて、それぞれの生活の中で精一杯生きているということを伝えたいと思い企画しました。作品の内容は、若いフリーターからパートのおばちゃんや鬱陶しいおばあちゃんまで様々な人が出てきており多くの人が感じたことのある気持ちを描いていますが、特にいま働くことに悩んでいる人、「なんでこんなことしてるんだろうなぁ」と思っている人たちに見て欲しいです。


監督自己アピール

26歳。大学時代はグラフィックデザインを学び、同時に映画を学び始め制作を続けています。社会的なテーマに興味があり、多くの人が生きやすい社会を作っていけるような作品を制作したいと思っており、今回の「ペールブルーがかさなる」でも多様な人が生きている社会を描きたいと思い制作しました。

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