うえだ城下町映画祭 第1回自主制作映画コンテスト結果

うえだ城下町映画祭第一回自主制作映画コンテストが平成15年11月8日(土)、9日(日)に行われました。 全国から46作品が集まり、審査の結果7作品が選ばれ、上田市マルチメディア情報センターで上映、表彰されました。入賞作品は上田市マルチメディア情報センター内のDVDライブラリーで鑑賞できます。(一部ご覧いただけない作品もありますのでご了承ください。)また、インターネットでの上映は3月31日を持ちまして終了いたしました。たくさんのアクセスをいただき、ありがとうございました。

さよらなサクラFM

大賞
「さよならサクラFM」(58分)

監督 増田 有記
今、現実はあまりにも厳しく、とても楽しい気持ちでは過ごせなくなっています。 しかしそんな時こそ映画を見て、笑って、少しでも楽しい気持ちになってほしいと思いました。 映画を通して皆を楽しい気持ちにしたいという目標がどこまで達成できたかわかりません。 しかし人間は楽しい気持ちで過す方が良いと思うのです。

ゆ

観客賞
「ゆ」(30分)

監督 大森 研一
東京都銭湯連合会協賛による作品です。日本の伝統や文化を楽しく軽やかに見直そうという 試みドタバタ銭湯劇です。心が暖まる、ちょっとした、エピソードです。
制作者「イカポット」のホームページへ


なお優秀賞の該当はありませんでした。


入選作品


ベリースタートっ!

「ベリースタートっ!」(76分)
監督 奥田 徹
ふと立ち止まってしまった何でもない奴らの不器用で小さな物語です。楽しんでほしいです。
制作者「少年キネマ」のホームページへ

かりんとうブルース

「かりんとうブルース」(45分)
監督 川西 良子
作品に登場する大家さんとアパートは実在の人物であり、建物でした。しかし、先日、大家さんは娘さん夫婦に 引き取られ、ご主人が亡くなってから一人で切り盛りしていたアパートも、今は跡形もなく消えてしまいました。 何もなくなった跡地をみたとき、私はこの作品を撮るべくして撮ったのだと確信しました。

エンドレス

「ENDLESS」(18分)
監督 鬼頭 理三
高校の頃から心の奥に眠らせていた想いをそのままストレートに作品にしてみました。ちょっとストレートすぎて恥ずかしい所も 多々ありますが、こんなことを思いながら生きている奴もいるんだと、言うことです。

「かけがえの前進」(43分)
監督 長岡 野亜
主人公、江端一起は故郷を離れ、働きながら夜間の大学に通った事。職場での発病。 再び戻った故郷で家族に暴力を振るった事−だからこそ、彼は同じ想いを抱える仲間が共に生活する大切さを訴えるのである。 彼の姿を通じて私達は精神病者と家族が、そして社会がどうすれば共に生きていけるか考えざる得ないだろう。

「呼吸」(51分)
監督 水ノ江 知丈
絆を描こうと思いました。絆の強さと同時にその脆弱さも描こうと思いました。2人が逢っているシーンはなくても、 強い絆で結ばれている様子。またその表裏一体で絆なんて名ばかりだという様子。