「あっ、きれいだな」と思って、風景に向かってカメラを構えると、なかなか思ったような絵にならなくて困ることがあります。
田んぼのあぜをたどって、土手を上ったり下りたり、いいフレーミングを求めてあれこれやってみるのですが、どうしてもうまく行かない時は、「この風景はきっと僕のカメラに収まらないほど、大きくてきれいなんだろう」と思うことにしています。
やぶの中でGパンにくっついた草の種を取りながら、そんな風景に出会えたうれしさをゆっくり感じていきます。
逆光に透けるすすきの穂が、まるで光の穂のようでした。
丸子町藤原田にて
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