うえだ城下町映画祭第21回自主制作映画コンテスト

『エイジ オブ エターナル』

2023年 65分
監督=目黒貴之
キャスト=目黒貴之、大藤瑛史、金子晃翔、芦原健介、榊菜津美、綱島えりか、漣☆マーガリン ほか
予告編


あらすじ

サチオは売れないピン芸人。しかし、売れずとも「ピン」にこだわっているのには訳がある。それは小学6 年生の時の親友「エイジ」との約束があったからだ。 エイジとサチオは、いつでも一緒でクラスメイトの人気者だった。が、大人になったサチオには熱狂的な女性ファンが 1人いるだけ。バイトもクビになり先輩芸人とはソリが合わず劇場に観にきてくれた少ない客とも喧嘩をしたりと、なにをやってもうまくいかない。そんな中、心を許せる人物がただ 1人だけ現れる。それをよく思わないでいる女性ファン。エイジとの約束を忘れられないサチオはそれでもエイジを想い今夜も独りで舞台に立つ。


作品のメッセージ

小学校時代の相方よしだえいじくんは毎朝必ず遅刻をしてくるので先生に怒られてばかり。だから毎日、「神様!あと10分で遅刻です。どうかこの10分と僕の寿命の1年分とを取り替えっこしてください!」と祈って走るんだ、と話してくれたことがあった。一方、えいじくんは手のひらの生命線をコンパスの針で切って長く伸ばしてるとも教えてくれた。それから20年後の大晦日。単独事故で怪我をしている人を助けようとして、後ろから来た車に跳ねられたらしい。仔犬を拾って抱いていた、えいじくんを思い出す。
脚に絡んだ仔犬が腰をカクカクさせるので、笑っていたえいじくんを思い出す。
一度だけ、二人で漫才やったなあ。目黒がテレビに出たら、「逆立ちしながら縄跳びして校庭を一周してやる」の約束は守ってもらえなかった。そんなえいじくんのことを僕は書いてみようと思い企画しました。


監督自己紹介

初監督作短編映画「単線、日々。」が数々の映画祭にノミネート。受賞もする。今作で二作目にして長編に挑戦。出身地福島の映画館での上映も控えている。


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